事象の地平面(イベント・ホライズン)のわかりやすい解説!時間の流れや内側は?

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ブラックホールが世界初観測されたニュースが発表されましたね!

宇宙の神秘が解明されるのは心躍るロマンがありますが、観測時に出てくるワード「事象の地平線(イベント・ホライゾン)」とは一体どんなものなのでしょうか?

またSF作品のタイムマシーンで必ず取り上げられる「事象の地平線」。過去や未来に行けるとされますが、実際はどうでしょうか?

そこで今回の記事は、

  • 事象の地平線の分かりやすい解説
  • 事象の地平線での時間の流れや内側を解説

となっています。

事象の地平線の分かりやすい解説

事象の地平線とはブラックホールに発生する「観測の限界の領域」です

どういうことかというと、光や電波を当てても全く反射がないので見れないということです。(光すら重力に負けて引っ張られて抜け出せないため)

普通、ものというのは光や電波の反射を利用して観測することが可能です

私たちの視覚は、物にあたった光の反射から観測をしています。

ブラックホールは凄まじいスピードであらゆるものやエネルギーを集め続け、光や電波を一度とらえると中心に向かって引っ張り続けるので反射が起こることがありません。

世界で最も黒く見える物質「ベンダ・ブラック」は光の反射があまりに少ないため、人の目で凹凸や形状を観測できないことで有名です。↓

これと同じように、ブラックホールも光や電波を反射することがありません。

近づくと吸い込まれ、ある一定から突然消えるような動きをします。

これが「事象の地平線」であらゆるものを吸い込むため観測できない理由になります。

事象の地平線での時間の流れや内側を解説

事象の地平線の内側での時間の流れは果てしなく遅く、無事はいることが出来たなら宇宙の終わりまで見ることが出来る程度にほぼ時が止まっています。

SF作品で過去や未来に行けるとされるのはこの事象の地平線で過去や未来が圧縮されているくうかんだからではないでしょうか?

私たちの「時間」とはつまり、「光の流れる速度」です。

少し難しい話になるので割愛させていただきますが、特殊及び一般相対性理論において「光の速度に近づけば近づくほど時の流れが遅くなる」というものがあります。

そしてこれは事実で実際に私たちより早く動いている宇宙の衛生は地球の時計を持っていくと地球の時間より遅くずれていきます。

事象の地平線内では物質は光以上に高速でブラックホールの中心に落ちています

そのため、事象の地平線内は時間の流れが極めて遅くなるということです。

中心に落ちていっているだけなので過去に行くことはできません。

ブラックホールの中心から抜け出す方法があれば未来に行くことは可能です。(自身の時間が止まっているほど遅く流れるため)

まとめ

今回の記事をまとめると、

  • 事象の地平線は「観測の限界地点」
  • 事象の地平線内は時間が止まっているほど遅く流れる
  • 事象の地平線内で過去や未来に行くことは現在の科学では不可能

という内容です。

宇宙はロマンの塊なので今後も新しい発見に期待しています!!

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