最近ちらほら話題になっている「ゲノム編集食品」。
最近のニュースでゲノム編集技術を使った食品の表示の義務を政府が検討していることが発表されました。
もうすぐ、市場での取り扱いも始まるということで気になる販売開始時期や、一般の商品との価格の違い、特徴、体に及ぼす効果についてまとめてみました!
ゲノム編集食品はいつから発売開始?価格や特徴、体への効果は?
ゲノム編集食品はいつから発売開始?
ゲノム編集食品は今夏にも解禁され、市場に流通する見込みです。
安全性や倫理面で問題がなければ近々私たちの食卓に並ぶことになるのかも知れませんね!
政府がそれを見越してのゲノム編集技術を使った食品の表示の義務を検討しているのでしょうから信憑性は高いのではないでしょうか?
価格や特徴を調査
価格についてはまだ不明でした。
しかし、私はゲノム編集食品は一般の商品と同じかそれ以下の値段で流通するのではないかと予想します。
理由は、その商品の供給の安定性の向上によるコストの軽減です。
ゲノム編集によって改良された食品は生産性や味の向上を期待されています。
同じ商品を提供する際、生産性が向上しているゲノム編集食品は一般の食品より出荷できない食品(商品の基準を満たしていない食品)の割合が減り、生産のコストを抑えられます。
結果、その商品の価格を抑えて提供されるのではないかと思います。
アメリカで、ゲノム編集によって茶色に変色しにくくなったマッシュルームが話題になりましたが、これは変色に関わる遺伝子が不活化された結果でした。
日本でもゲノム編集作物の研究は進んでおり、理化学研究所は天然毒素ソラニンなどを含まないジャガイモを発表しています。
個体から個体へ伝わり、形質を発現する元となる情報 遺伝子改変に成功するまでの時間は、遺伝子組換えの100分の1ともされるているため、今後は遺伝子組み換え食品に代わり、ゲノム編集食品が流通することになると思われます。
また特徴ですが
- 過酷な環境でも育つ、害虫や病気にも強い、除草剤をかけても枯れない、などの作物の生産が可能
- 少ない飼料でより肉付きがよい、脂肪が少ない肉質になる、などの家畜の生産が可能
- 低コストで効率的な生産が可能
- 農薬や化学肥料、加工の際の添加物などを減らした生産が可能
等があります。
もし体にリスクなくゲノム編集食品を摂取することが可能なら、一般で生産された食品よりも健康的に食品を摂取できるのではないかと思います。
では気になる体へのリスクはどうなのでしょうか?
体への危険性や影響は?
体への危険性は残念ながら、「完全には安全な食品である」とは言えないようです。
理由としては以下が専門家の意見になります。
「意図しない場所に変異が生じてしまう『オフターゲット変異』の問題です。また、ゲノム編集によって生まれた新種を外で育てるリスクは未知数です。改変された遺伝子がいつの間にか広まってしまう可能性もあります。
意図していない場所に変異が起きるということはもしかしたら、体にリスクのある食品に変異してしまうこともあるということです。
ゲノム編集食品は食べることにリスクをはらみます。
しかし、それは一般の食品にも言えることではないでしょうか?
発がん性のある食品や動脈硬化を引き起こすとされる食品は私たちの身の回りにあふれかえっています。
例えばマーガリンやポテトチップは動脈硬化を引き起こしやすい食品の代表です。
また、魚の皮の焦げは発がん性で有名ですね。
まとめ
今回の記事をまとめると、
- ゲノム編集食品の販売時期は2019年夏から
- ゲノム編集食品の特徴は食品をより高品質、安定供給できるようにする
- 価格は不明だが、一般の商品と同じかそれ以下になると予想
- 体へのリスクは未知数
こんな感じになります。
人間の食べている食品は、人間が食べるために存在しているわけではありません。
食べるということは、生きる上で重要なことですが、常にリスクと隣り合わせで食品を食べ、生きています。
わたしは、リスクのある食品に変異する可能性が0ではないからといってゲノム編集食品が危険であるとは思いません。
安価で安定した品質のゲノム編集食品の流通を私は期待しています。
またこちらの記事はゲノム編集食品と遺伝子組み換え食品の違い等をまとめています。
もしよければご覧ください!
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