「あつめれ!げんしりょくむら」というサイトが閉鎖されました。
非難殺到で炎上の末の閉鎖ということでしたが、いったいどんな不適鉄な表現があったのでしょうか?
今回の記事は
- あつまれ!げんしりょくむらの不適切な表現について
- あつまれ!げんしりょくむらの炎上理由について
という内容になっています。
あつまれ!げんしりょくむらの不適切な表現について
あつまれ!げんしりょくむらの不適切な表現は「原子力村」や「御用」といった単語が使われていたためです。
普通の単語に思われるのですが、ネット上では特殊な意味を持つ表現になる場合があり、
「原子力村」には
原子力発電を巡る利権によって結ばれた、産・官・学の特定の関係者によって構成された特殊な社会的集団及びその関係性を揶揄(やゆ)または批判を込めて呼ぶ用語
となっています。
要するに、「原子力を促進して儲けている一部のグループ、もしくは個人」ということです。
原発に関連する産業界などを揶揄(やゆ)する言葉として「原子力村」が多用されるようになりましたが、業界が自ら「げんしりょくむら」と名乗ったため、SNSでは「開き直った」などと炎上しました。
「御用」には
政府の公用を承る者の意
という意味のようです。
つまりは、原子力を促進して儲けている一部のグループのためのサイトということです。
あつまれ!げんしりょくむらの炎上理由について
あつまれ!げんしりょくむらの炎上理由は、震災で原子力発電所が制御不能になる悲劇があったにもかかわらず、その事実や被害者の方のことを考えない言い回しや表現が多く使われていたからです。
具体的に言えば、
「あなたが私たちの地球の気候変動を心配しているのならば、原子力を応援しましょう」
あつまれ!げんしりょくむら より
「クリーンなエネルギーである原子力」
「子供たちを安全な環境で育てるために、もっともっと原発を建設するべきです」
「原子力業界に身を置いてCO2フリーの電力供給に貢献し、”Climate Hero”になることは、価値あることなのです」
「日本のみなさんに言っておきたい。原発を再稼働してくれてどうもありがとう」
等、リスクを無視して明らかに原子力を推進している文を記載しています。
これは、欧米にある欧州原子力学会や欧州原子力ヤングジェネレーションフォーラムなどの海外よ「原子力推進派」の方々のメッセージを動画とテキストで紹介をするページになっているようです。
特に最後の文章、
「日本のみなさんに言っておきたい。原発を再稼働してくれてどうもありがとう」
あつまれ!げんしりょくむら より
これは原子力発電所の事故で故郷に帰れない人たちがいるのわざわざ言う必要ある?
と疑問に思います。
「原発事故から数年しか経っていないのにもうあの過去を忘れてしまったのか…?反感を煽っているのかな」という印象すら受けます。
こんな文章を記載すれば、炎上するに決まっていますね。
下の画像はポップすぎるげんしりょくむらのHPになります。
「原子力発電所あった福島には原発事故で故郷に帰れない人達が大勢居るのに、無神経過ぎないか」という意見ももっともと思いますね。

まとめ
今回の記事をまとめると、
- げんしりょくむらの不適切な表現は「原子力村」等、ネット上で特殊な意味を持つ言葉を使ったため
- げんしりょくむらの炎上理由は震災の被災者の方に配慮のない文をポップな絵のため
という内容になります。
原子力はクリーンでもなければ、安全でもありません。
廃棄物が極めて有害な物質が確実に出る時点で乱立されるべきではなく、新たに開発中のクリーンなエネルギーに期待がかかっています。
本当にクリーンで安全なエネルギーが早く確立されることを願います。
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