怪獣の子供が上映を開始されましたね。
圧倒的な映像は本当に素晴らしかったですが、肝心の内容についてしっかりと解説されていないため、もやもやしている人も多いかと思います。
今回の記事は、
- 海獣の子供の「祭り」の意味や解釈
- 海君から隕石を取り上げたあと返した理由
についてまとめています。
海獣の子供の「祭り」の意味や解釈
「海獣の子供」の映画では後半になるにつれて内容を理解するのが難しくなると思います。
また、その解釈を個人にゆだねている節があるので私なりの解釈をご紹介します。
海獣の子供の祭りの意味や解釈は以下になります。
海獣の子供の祭りは「生命の誕生祭」で、意味は隕石に選ばれた人間が身を捧げて新しい生命を誕生させるということです。
祭りのシーンでは終始、受精卵をイメージした映像が流れていました。
海君が最後、隕石を飲み込んで光の泡になって消えてしまいましたね。そしてその光の粒を他の魚たちが食べています。
魚たちはその分け与えられて命によって新しい命を誕生させるのでしょう。
海君や空君、そしてデデの知る海の子供たちもそういった隕石によって選ばれた生命で祭りのためにその身を捧げてきたのだと思います。
命を回し、新しい命を祝うために行われるので「祭り」なのではないでしょうか?
海君から隕石を取り上げたあと返した理由
個人的には最も難解なシーンが海君との隕石の取り合いのシーンです。
一度海君から隕石を奪ったと思えば、海君は子供になり、そして結局海君に隕石を食べさせていました。
私の考える海君から隕石を取り上げ、その後返した理由がこちらです↓
流花が一度海君から隕石を取り上げた理由は、そのまま隕石を食べてしまば、海君が生贄になり死んでしまうことを隕石の記憶から読み取っていたのではないでしょうか?
今までも海から生まれた子供たちは存在していて、いつの間にか消えていくということが作中でデデのセリフから分かります。
なので一旦、流花は隕石を海君から取り上げようと試みます。
しかし、隕石が海君の手から離れると海君は突如赤ちゃんになってしまします。
その様子を見た琉花は、「あれ(隕石のかけら)が海くんの光」だと気づきます。
かつての「見つけてほしいから光るんだよ」という海の言葉、そして海に見つけてもらえて嬉しかった自分を思い出す琉花。
海君の心から望んでいることと知り、結末を知っていても渡してあげたのかも知れません。
言葉ではあえて語られないため、正解のない作品なのかも知れませんし、解釈は個人で楽しむものなのかも知れません。
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 海獣の子供の祭りの意味は命を捧げて生命を豊かにすること
- 海獣の子供の海君から隕石を取り上げた理由は生贄になることを理解していたため
という内容になります。
難解な作品だったので人によってとらえ方も違うと思います。
もしよろしければ「私はこんな解釈をした」などの意見を送っていただければ幸いです。
こちらのブログでは、海獣の子供についての記事をまとめています↓
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