強制不妊救済法のネットの反応は?ヤフコメがひどい?優生保護法対象者と賛成、反対意見を調査!

ニュースで強制不妊救済法が成立、可決したと発表されました。

Yahoo!ニュースのコメント欄では厳しい意見も多いようですが、Twitterの意見や優生保護法の賛成者や反対者の意見が気になったので、

今回の記事は、

  • 強制不妊救済法とは何かについて
  • 強制不妊救済法のネットの反応について
  • 優生保護法の賛成者と反対者の意見について

という内容をまとめています。

強制不妊救済法とは何?問題の法律はいつ制定?

強制不妊救済法とは、「旧優生保護法」の対象者に、本人の意思なし、家族の同意の元、強制的に中絶や不妊にしてきた人たちへの救済法です。

問題の旧優生保護法とは、1948年に定められた「 不良な子孫の出生を防止する ・母性の生命健康を保護すること 」という目的で作られた法律です。

よく勘違いされている方がいらっしゃいますが、家族の同意で手術となるので、法律だけでは不妊にされるわけではありません。

設立当時、世界各国で広まっていた 「優生学」(世代を重ねながら遺伝構造を改良し、人類の進歩を図ると弁じた学問)の思想があり、 多くの引揚者や第1次ベビーブームによる人口急増への対策として、議員立法で旧優生保護法が制定されました。

作られた当初は、遺伝性があるとされた病気や障害のある人が対象で、医師が診断し、不妊手術が必要と判断した場合、都道府県の優性保護審査会の決定などを経て、手術が行われました

しかし1952年の法改正により、手術の対象が遺伝性ではない精神障害や知的障害のある人にも広がってしまい、この時に対象者となった人たち障害者差別だと裁判を起こし、 強制不妊手術を受けた人への謝罪と賠償を求めて市民団体「優生手術に対する謝罪を求める会」が結成されました。

そして長い時を経て今回の 強制不妊救済法が作られたというわけです。

強制不妊救済法の対象は、優生保護統計などによると49~92年に全国で計約1万6500人とされています。

強制不妊救済法のヤフコメがひどい?!Twitterの意見や反応も調査!

以下がヤフコメの反応になります。

  • 過去の事に今の税金を使われるのは、、と思うのは俺だけかな?
  • 昔と現在では状況が違うのだから安易に賠償に応じるべきではない。むしろ収まっていた偏見や憎悪を助長する。
  • 高齢者です、少しおかしいと感じています。ご家族が 署名捺印 同意されての事だと思います
  • 今になって 国を訴える等 親 親族との問題ではないのか
  • まるで 韓国と同じ手法。そんな時代ではなかった
  • たとえばそういう状態の方が不妊手術を受けたことで、賠償に至るまでの思考や行動は難しい。親御さんが納得して手術を「うけさせた」のならば家族会議のレベル。ご本人が弁護士に付き添われて賠償だ!と訴えていることに違和感を感じます。
  • 感情だけで判断していても国が成り立たない。
  • まずは健康な人間を増やすことでないのだろうか。無慈悲に感じるかもしれないが、現状この国は延命措置によって国民の負担が大きい。
  • 自分の世話さえできない人が、子育てできるのか?という親御さんの不安から手術したケースは責められない…。

等、批判的な意見ばかりでした

こちらの意見は、家族の同意の元、不妊化がすすめられたことを理解してのコメントや日本の財源を心配してのコメントが多かったです。

次にTwitterの意見がこちら

賠償金額が少ないという意見や、安倍首相の対応を非難する声、強制不妊救済法の批判の声など、様々な意見がありました。

同じ日本なのにここまで意見の違いがあるのかと驚くばかりですが、比較的若い世代には賠償金額を増やせという意見が多いように感じました。

まとめ

今回の記事をまとめると、

  • 強制不妊救済法とは過去に障害のせいで強制不妊にされた方への謝罪するための法律
  • 強制不妊救済法はヤフコメには否定的な意見が多い
  • 強制不妊救済法はTwitterには首相批判など様々な意見がある

という内容になります。

確かに不当に不妊にさせられて、人権を否定された方もいると思います。

しかし、現実問題として育てることが困難だった方も多く、さらに家族の同意の元、不妊になっているのでなんで今更と思う人も多いと思います。

まして、本人の自立した生活すら出来ないレベルの障害があるなか、「子供が生みたい」といったとしてその資金は税金からでしょう。

健康な方ですら必死に生きる今の社会の中で、自らが働かず、さらに他人の税金で子供を育てたいという意見やそれに対する賠償が非難されてしまう原因なのかも知れません。

コメント