映画「海獣の子供」が公開されました。
その独特な世界観や映像に引き込まれたという人も多いのではないでしょうか?
今回の記事は、映画に出てきたデデの持つ楽器についてまとめています。
海獣の子供のデデの持つビヨーンと鳴る楽器の正体は?
映画「海獣の子供」でデデが持っている不思議な楽器の正体は、『ムックリ』です。
ビヨーンと不思議な音を鳴らしていますね!
海獣の子供の不思議な世界観とマッチしている楽器のように思います。
楽器だけの写真がこちら↓

竹製の薄い板(弁)に紐がついていて、この紐を引っ張る事で弁を震動させて音を出し、これを口腔に共鳴させる。音程はほとんど一つの音高から変わらないが、口の形を変えることにより共鳴する倍音のフォルマントを変化させて音楽表現とする。
楽器と自身の体、そして自然を感じながら演奏しているのでしょうか。
思った通りの音を出すのが難しそうですね。
楽器の歴史や用途、使い方について
このムックルですが、アイヌの伝統楽器で、口琴と呼ばれる楽器の一つです。
ムックリは、長さ10〜15cm、幅が1cmほどで、板状になった竹を素材に用います。その薄い板の中央に弁(リード)がついていて、弁の根元には棒のついた糸が結びつけられ、反対側の一端には楽器をしっかり握るための糸がついています。
基本は同じ音ですが、息や口の形、口腔内の響かせ方で、音の響き方や音程に変化が起こり、それを楽しむ楽器です。
同時に複数の音を出したり,音程を変えて簡単なメロディーを奏でたりすることもできる。
また、ムックリは、海や川、風の音、動物の鳴き声などを表現したり、自分の想いを相手に伝えるときに奏でられました。
古くは踊りの伴奏にも用いられたが,近年では女性が独奏に用い,自然界の音を模倣描写することが多いようです。
歴史について調べてみましたが、いつごろから作られ、演奏されているかは不明でした。
演奏の仕方はこちらの動画をご覧ください↓
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 海獣の子供のデデの持つ楽器は「ムックリ」
- ムックリはアイヌの楽器で主に女性が演奏する
- 近年では自然界の音の模倣としても使われる
という内容になります。
こちらのブログでは、海獣の子供についての記事をまとめています↓
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