天皇陛下が4月18日に「親謁の儀」を執り行われました。
退位報告のために行われたということは分かるのですが、どんな意味合いがあるのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
- 天皇陛下が行った「親謁の儀」の読み方と意味について
- 伊勢野神宮と「親謁の儀」の関係について
という内容でまとめています。
天皇陛下が行った「親謁の儀」の読み方や意味について
「親謁の儀」の読み方は「しんえつのぎ」です。
天皇陛下が行われた「親謁の儀」とは、天皇陛下自らが参拝なさる事です。
そして、2019年4月18日の「親謁の儀」には、「伊勢野神宮に祀られている天照大御神に譲位の旨をご報告されるため」という意味があります。
天照大御神とは日本神話に主神として登場する神様で、皇祖神にして日本国民の総氏神であるとされるとされます。
つまり、分かりやすく言うと
- 天皇陛下が会いに行くのが「親謁の儀」
- 今回の「親謁の儀」には伊勢野神宮の天照大御神に天皇という位の譲位の報告
という感じになります。
次回の「親謁の儀」は2019年4月23日に昭和天皇山陵(昭和天皇のお墓)で天皇という位の譲位で行われる予定です。
伊勢野神宮と「親謁の儀」や天皇陛下の関係について
伊勢野神宮に初めて「親謁の儀」を行われたのは実は明治天皇になります。
伊勢野神宮は2000年もの歴史がありますが、「親謁の儀」は100年前からしか行われていておりません。
天皇陛下は即位後5回伊勢野神宮で「親謁の儀」30年間で5回しか行われていない非常に稀な祭事になります。
しかし、天皇陛下と伊勢野神宮の関係は「親謁の儀」だけではありません。
天皇陛下から伊勢野神宮に勅使という天皇の使者を年に何度も送り、お供え物を送っています。
日頃から神様を奉り、大切な決まりごとがあった際は、必ず報告しに天皇自らが向かうという日本の仕来りや伝統を感じますね。
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 「親謁の儀」は天皇陛下自らが出向くこと
- 4月18日の親謁の儀は天照大御神に譲位の報告
- 4月23日の親謁の儀は明治天皇に譲位の報告
- 「親謁の儀」の歴史は100年くらい
という内容になっています。
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